スーパーのイチゴの種からイチゴを育てた ①種の採取から発芽

2022年3月、近所のスーパーでおつとめ品として売られていたイチゴから種を採集しました。
そして今では立派にベランダで越冬するほどにまで成長しました。

成長した実生苺の苗

ですが、実がなるのは2年目からの株のようなのでまだまだ食べることはできなさそうです。
そんなイチゴの成長記録です。(品種は忘れましたがとちおとめとか定番の物だったような...)

3月11日 種の採集と選別、冷蔵庫で冬眠

21粒採集→選別後の16粒でスタート。
単純に種を取って土にまけば発芽するわけではないようで、発芽率をよくするために種の選別をしました。

イチゴの種の選別方法

  1. つまようじや爪を使ってひとつひとつ採集
  2. 水を張ったコップなどに種を浮かべる
  3. この時に浮いた種は発芽しない可能性が高いので使わない
  4. 紙に包んで冷蔵庫で2週間以上冬眠させる
イチゴの種の選別

包むものは紙じゃなくてもいいのですが、おそらく通気性があった方がカビたりしなくて良いのではないかと思います。

私はその辺に落ちてたレシートで折り紙のようにして包みました。
水に浮いた種をぷちぷちと食べるときは、なんとも言い難い気持ちになりましたね。

他の種の採集方法として、イチゴの表皮を包丁でそぎ落とし、キッチンペーパーの上などで乾燥させてから種だけを取る方法もあるようです。
こちらは大量に取れそうですね。

3月19日 種まき

紙コップで作った小さい苗床に種をまきました。
ひとつの紙コップに16粒すべてを配置しましたが、今思えばちょっと過密だったかもしれません。

イチゴの種まき方法

  1. 下準備として冬眠させていたイチゴの種を、1時間ほど水に浸す
  2. 小さめの苗床を用意
  3. 種まき用土や、細かくて軽い質感の土を入れる
  4. 土全体を軽く湿らせてから、竹串などで深さ1㎝ぐらいの穴を作る
  5. 種を入れて軽く土をかぶせる
  6. 水を優しくかけて、乾燥しないようにラップなどをしておく
  7. 好光性なので明るい環境で20℃前後を保つ
苺の種まき

画像は水に浸している時の様子です。
私は紙コップでやりましたが、普通の種まき用ポットやセルトレイがあればそれで大丈夫です。

4月9日 発芽

15粒中9粒が発芽しました。
とっても小さい双葉が出てきます。

苺の発芽の様子

双葉の下の茎がヒョロヒョロと伸びてしまうので、土を盛って倒れないように対策が必要です。
発芽してからの水やり頻度は、土が乾いてからにしましたが、乾いたあと少しでもタイミングを逃してしまうとチリチリになって枯れます。

4月26日 本葉が展開

発芽済み9苗中4苗から本葉が出ています。
ちゃんとイチゴの葉の形をしていてかわいいです。

苺の本葉

6月11日 本葉が2~3枚ぐらい出たら個別のポットへの移動

ある程度育ってきたら、1ポット1苗になるように植え替えです。

苗を引き抜くとまだまだ細い根っこと茎が切れてしまうので、一度すべて取り出してから土をほぐすようにして苗を分けました。
植え替え先でも、倒れないように双葉の真下まで土で埋めるのがポイントです。

苺の発芽後、個別ポットへ移植

植え替え後に枯れた株もありますが、ほとんどが元気に成長していましたが、植え付けた土の水はけが悪く、根腐れで枯らしてしまった子もいます。

植え付けてすぐの1ポット1苗では、まだ根っこが全体に張っていないので、そこで水はけの悪い土&ポット全体が濡れるぐらいの水やりをしてしまったのが枯れた原因のようです。

ここまで3か月、長いように感じますが発芽してからはイチゴの成長が楽しみで、時が経つのが早くすら感じました。
まさに今からの季節イチゴがお安くなっていると思うので、イチゴ好きの方や実生好きの方はぜひ試してみてください!

このブログ投稿時の、最近の様子はこんな感じです。 冬眠中に茶色くなった葉っぱもありますが、新芽が出てきています!

3月の実生苺の苗

続きは近日公開予定です。

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